1. Top » 
  2. 透明化

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




banner2.gif
より多くの方に読んで頂くため宜しければ応援お願いします。

  • Genre:

DPC 「新機能評価係数」 候補の選定

 CBニュース (新係数候補の選定 「4月ぐらい」 に) によると、中央社会保険医療協議会 (中医協) の診療報酬基本問題小委員会 (委員長:遠藤久夫・学習院大経済学部教授) は2月25日、DPC評価分科会がまとめた新たな機能評価係数をめぐるこれまでの検討の経過報告を了承しました。

 これを受けて分科会では、現在の調整係数に代わる新たな機能評価係数の候補の選定作業を今後、本格化させます。

 厚生労働省は当初、候補の絞り込みを年度内に完了する方針を示していましたが、同省保険局医療課の宇都宮啓企画官は小委員会の席上、「慎重に検討する必要があり、3月中は難しい。4月ぐらいには入る」 と説明しました。

 25日の小委員会では、「診療所との夜間連携に対する評価」 を求める意見などがあり、分科会ではこれらも含めて候補を絞り込みます。

 厚生労働省によると、候補の選定に当たっては、現行の機能評価係数や出来高部分と重複評価になる可能性がないかなどを考慮。DPC対象病院などからのデータのほか、「病院報告」 などの既存データも活用して妥当性を検討します。
 ただ、「在宅医療への評価」 など、現時点で活用できるデータがない項目について検討するには、あらためて調査を実施する必要があるため、厚生労働省は次の診療報酬改定ではデータがそろっているものを優先する方針です。

 このほか、「チーム医療の実践に対する評価」 などの項目に対しては、「DPC対象病院だけでなく、すべての病院で評価すべき」 といった指摘があり、候補の選定が完了した後に分科会と小委員会で並行して対応を検討します。


(資料1) DPC評価分科会での新たな 「機能評価係数」 に関する検討の経過報告

Ⅰ.概要

 DPCにおける新たな 「機能評価係数」 に係るこれまでの議論


  ①中医協基本問題小委員会において、『新たな 「機能評価係数」 に関する基本
   的考え方』
をまとめた (平成20年12月17日)。(資料2参照)。

  ②DPC評価分科会において、この基本的考え方に沿って、新たな 「機能評価
   係数」 の候補について検討を重ねてきた。

  ③平成21年度より、ケアミックス型病院をはじめ、地域医療において様々な機
   能を担う病院
がDPCの対象となることを踏まえ、DPC評価分科会におい
   て、こうした医療機関との意見交換も行った。

Ⅱ.具体的な項目の提案等

 1.医療の透明化・効率化・標準化・質の向上等の評価について

 (1)透明化の評価

   ア.部位不明・詳細不明コードの発生頻度による評価

 (2)効率化の評価
   ア.効率性指数による評価
   イ.後発医薬品の使用状況による評価

 (3)標準化の評価
   ア.手術症例数又は手術症例割合に応じた評価
   イ.診療ガイドラインに沿った診療の割合による評価
   ウ.標準レジメンによるがん化学療法の割合による評価

 (4)医療の質の評価
   ア.術後合併症の発生頻度による評価
   イ.重症度・看護必要度による改善率
   ウ.医療安全と合併症予防の評価
   エ.退院支援及び再入院の予防の評価

 2.社会的に求められている機能・役割の評価について

 (1)特殊な疾病等に係る医療の評価

   ア.複雑性指数による評価
   イ.副傷病による評価
   ウ.診断群分類のカバー率による評価
   エ.希少性指数による評価:難病や特殊な疾患等への対応状況の評価

 (2)高度な機能による評価
   ア.高度な設備による評価
   イ.特定機能病院又は大学病院の評価
   ウ.がん、治験、災害等の拠点病院の評価
   エ.高度医療指数

 3.地域医療への貢献の評価について

 (1)地域での役割の評価

   ア.医療計画で定める事業について、地域での実施状況による評価
   イ.救急・小児救急医療の実施状況による評価
   ウ.救急医療における患者の選択機能の評価
   エ.産科医療の実施状況の評価
   オ.地域医療支援病院の評価
   カ.地域中核病院の評価
   キ.小児科・産科・精神科の重症患者の受け入れ体制の評価
   ク.全診療科の医師が日・当直体制をとっていることの評価

 4.その他

 (1)医療提供体制による評価

   ア.医師、看護師、薬剤師等の人員配置による評価

 (2)望ましい5基準に係る評価
   ア.ICU入院患者の重症度による評価
   イ.全身麻酔を実施した患者の割合による評価
   ウ.病理医の数による評価
   エ.術中迅速病理組織標本作製の算定割合による評価

 (3)その他
   ア.新規がん登録患者数
   イ.高齢患者数の割合による看護ケアの評価
   ウ.入院患者への精神科診療の対応の評価
   エ.チーム医療の評価
   オ.DPC病院として正確なデータを提出していることの評価
   カ.その他

 5.医療機関との意見交換について

 (1)平成21年2月12日

   ◎財団法人脳血管研究所附属 美原記念病院 院長 美原 盤 氏

    ア.急性期医療の提供体制に対する評価
    イ.チーム医療の実践に対する評価
    ウ.アウトカムを伴う効率化に対する評価
    エ.救急医療への対応実績に対する評価
    オ.政策的医療への対応実績に対する評価

   ◎長野県厚生農業協同組合連合会 佐久総合病院 診療部長 西澤延宏 氏
    ア.患者の年齢構成による評価
    イ.地方の診療所や中小病院へ医師を派遣することに対する評価
    ウ.在宅医療への評価

 (2)平成21年2月23日

   ◎医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 副院長 樫村暢一 氏

    ア.病院機能に対する評価
    イ.政策医療 (救急医療等) の評価
    ウ.臨床研修に対する評価
    エ.地域連携 (支援) に対する評価
    オ.診療機能に対する評価 (1)
      (患者の年齢構成や合併症、在院日数に応じた評価)
    カ.診療機能に対する評価 (2)
      (4疾病5事業、死因究明、細菌検査室、術中病理迅速診断に応じた
       評価)

   ◎医療法人近森会 近森病院 院長 近森正幸 氏
    ア.チーム医療と地域医療連携の評価
      ①チーム医療 (NSTや病棟へのコメディカルの配置)
      ②地域医療連携
    イ.医療の質の向上
      ①効率性指標による評価
      ②医療安全と合併症予防の評価
      ③複雑性指標による評価
      ④医師、看護師、薬剤師等の人員配置による評価
    ウ.救急・重症患者の評価
      ①救急患者
      ②重症患者
    エ.地域医療の充実

   ◎社会医療法人慈泉会 相澤病院 院長補佐 宮田和信 氏
    ア.地域医療支援病院の紹介率や逆紹介率等による評価
    イ.救命救急医療の評価
    ウ.高齢者や精神科系疾患の合併患者、寝たきり患者等の受入れ状況によ
      る評価
    エ.地域医療連携の評価
    オ.地域がん診療連携拠点病院の評価
    カ.マンパワーに係る評価

Ⅲ.今後の検討について

(1)新たな 「機能評価係数」 として評価するべき項目の絞り込み

  以下の点を考慮する。
   ア.新たな 「機能評価係数」 に関する基本的考え方との合致
   イ.現行の 「DPCの影響評価に関する調査」 の活用
   ウ.現行の機能評価係数や出来高部分と評価が重複する可能性がある項目の
     整理
、等

(2)絞り込まれた項目について、具体的な検討


(資料2) 新たな 「機能評価係数」 に関する基本的考え方
     (平成20年12月17日中医協基本問題小委員会にて了承)

 以下の事項を基本的考え方として、新たな 「機能評価係数」 について議論してはどうか。

1.DPC対象病院は 「急性期入院医療」 を担う医療機関である。新たな 「機能評価
 係数」 を検討する際には、「急性期」 を反映する係数を前提とするべきではないか。

2.DPC導入により医療の透明化・効率化・標準化・質の向上等、患者の利点 (医
 療全体の質の向上) が期待できる係数
を検討するべきではないか。

3.DPC対象病院として社会的に求められている機能・役割を重視するべきでは
 ないか。

4.地域医療への貢献という視点も検討する必要性があるのではないか。

5.DPCデータを用いて係数という連続性のある数値を用いることができるとい
 う特徴を生かして、例えば一定の基準により段階的な評価を行うばかりではなく、
 連続的な評価の導入についても検討してはどうか。
  その場合、診療内容に過度の変容を来さぬ様、係数には上限値を設けるなど考
 慮が必要ではないか。

6.DPC対象病院であれば、すでに急性期としてふさわしい一定の基準を満たし
 ていることから、プラスの係数を原則としてはどうか。

7.その他の機能評価係数として評価することが妥当なものがあれば検討してはど
 うか。


  上記に関する当ブログ管理人の考察・結論は、下記の通りです。

(1)DPC 「新機能評価係数」 は、資料2の 『新たな 「機能評価係数」 に関する基本的考え方』 に基づき、DPC評価分科会で検討され、最終的に、資料1-Ⅱの通り、次のような候補が決定しました。

  ① 「医療の透明化・効率化・標準化・質の向上等の評価について」:10項目

  ② 「社会的に求められている機能・役割の評価について」:8項目

  ③ 「地域医療への貢献の評価について」:8項目

  ④ 「その他」:11項目

  ⑤ 「ヒアリング医療機関からの要望」:24項目 (重複有り)


(2)今後は、資料1-Ⅲの通り、①新たな 「機能評価係数」 に関する基本的考え方との合致②現行の 「DPCの影響評価に関する調査」 の活用③現行の機能評価係数や出来高部分と評価が重複する可能性がある項目の整理、等を考慮しながら、新たな 「機能評価係数」 として評価するべき項目の絞り込みが行われ、そして、絞り込まれた項目について、具体的な検討が進められる予定です。

(3)上述の通り、25日の小委員会では、「診療所との夜間連携に対する評価」 も追加候補となりました。
 また、厚労省によると、候補の選定に当たっては、「現行の機能評価係数や出来高部分と重複評価になる可能性がないかどうか」 を考慮します。
 但し、「在宅医療への評価」 など、現時点で活用できるデータがない項目は、あらためて調査を実施する必要があるため、厚生労働省は次期診療報酬改定ではデータがそろっているものを優先する方針です。
 このほか、「チーム医療の実践に対する評価」 などの項目に対しては、「DPC対象病院だけでなく、すべての病院で評価すべき」 といった指摘があり、候補の選定が完了した後に分科会と小委員会で並行して対応を検討する予定です。

(4)以上、今後のDPC評価分科会および中医協基本問題小委員会の議論の動向が益々注目されます。

 但し、厚生労働省保険局医療課の宇都宮啓企画官は、「慎重に検討する必要があり、3月中は難しい。4月ぐらいには入る」 と、DPC 「新機能評価係数」 の最終決定時期の遅延について述べています。

 以前の当ブログ記事 [「DPC新機能評価係数と中小病院 (厚労省保険局医療課企画官の見解)」] で述べたように、各DPC病院における周到な対策・準備のため、できるだけ早期の 「新機能評価係数」 決定を切望します。

【関連記事】
 ◎DPC新機能評価係数と中小病院 (厚労省保険局医療課企画官の見解)
 ◎DPC 「新機能評価係数」 (松田研究班長・私案)
 ◎DPCの 「新機能評価係数」 の3つの必須要件





banner2.gif
より多くの方に読んで頂くため宜しければ応援お願いします。

スポンサーサイト

DPC 「新機能評価係数」 (松田研究班長・私案)

 平成21年2月12日、現行の調整係数に代わる新機能評価係数を検討している中央社会保険医療協議会 (中医協) 下部組織の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会 (分科会長:西岡清・横浜市立みなと赤十字病院長) が開催されました。

 Online Med ニュース 「DPC新機能評価係数、総合性・高度性・専門性・地域医療支援病院を軸に検討・分科会議論」 (2009/2/12) によると、同分科会において、「包括払い方式が医療経済及び医療提供体制に及ぼす影響に関する研究」 班 (主任研究者:松田晋哉・産業医科大学公衆衛生学教授) (以下、松田研究班) の松田班長から、次のような新機能評価係数に関する8項目が示されました。

●新機能評価係数に関する8項目 (松田私案)

  ①総合性
  ②高度性 (複雑性)
  ③効率性
  ④専門性 (手術)
  ⑤専門性 (がん手術)
  ⑥専門性 (脳血管疾患)
  ⑦専門性 (循環器疾患)
  ⑧地域医療支援病院。


 現在のDPC病院とDPC準備病院の現状についての分析を行った結果、評価軸としてこうした項目があげられるとのことです。但し、上記の評価項目は今後変更があり得るものとしています。

 また、松田班長は、新機能評価係数の一つとして、「年齢構成に応じた評価」 について言及し、研究班でも討議しているものの、年齢をどこで区分するかで意見がまとまらない状況にあることを明らかにしました。
 65歳以上での区分では違いが見られず、80歳から85歳以上で区分すれば違いがみられるとのことです。

 さらに、松田班長は、研究班としては新機能評価係数を設定するための評価軸を示すことにとどまるものであり、係数の設定方法自体は中医協での議論になるとの姿勢を示しました。

 一方、CBニュース 『新機能係数 「地域病院への配慮を」』 (2009/2/12) によると、厚生労働省は同日のDPC評価分科会終了後、当初は年度内としていた新機能評価係数候補の取りまとめ時期について、平成21年4月以降にずれ込む可能性もあるとの見方を示しました。
 この日の分科会では、DPCだけでなく包括部分の見直しを求める意見もあったため、今後は中医協の基本問題小委員会と並行して議論を進めるとのことです。


 上記に関する当ブログ管理人の考察・結論は、下記の通りです。

(1)以前の当ブログ記事 (DPCの 「新機能評価係数」 の3つの必須要件) で述べたように、平成21年1月21日現在のDPC 「新機能評価係数」 候補は、「①医療の透明化・効率化・標準化・質の向上等の評価について」 が10項目、「②社会的に求められている機能・役割の評価について」が8項目、「③地域医療への貢献の評価について」 が8項目、「④その他」 が9項目、合計35項目です。

(2)厚生労働省保険局医療課・宇都宮企画官は、平成21年1月24日の講演 「DPCの調整係数廃止と新機能評価係数の導入」 において、次のようなDPCの 「新機能評価係数」 の3つの必須要件を公表しました。

 ①根拠となるデータが提示できること
 ②新規調査ではなく、既存のデータが活用できること
 ③医療現場が具体的に運用していく上で納得できる指標であること


(3)今回、松田私案の8項目が公表され、DPC新機能評価係数候補も大分煮詰まってきたようです。

(4)しかしながら、厚生労働省は同日のDPC評価分科会終了後、当初は年度内としていた新機能評価係数候補の取りまとめ時期について、平成21年4月以降にずれ込む可能性もあるとの見方を示し、且つ、DPCだけでなく包括部分の見直しを求める意見もあったため、今後は中医協の基本問題小委員会と並行して議論を進めると表明しました。

 「包括部分の見直し」 を求める意見の詳細が、現時点では分かりませんので、論評できませんが、場合によっては、DPC病院の経営戦略に影響を及ぼしかねない状況になる可能性も否定できません。詳細な情報が待たれます。

(5)一方、新機能評価係数候補の取りまとめ時期の平成21年4月以降へのずれ込みも、DPC病院の経営戦略立案の遅延に繋がりますので、厚生労働省には善処をお願いしたいと思います。

(6)以上、今後のDPC評価分科会および中医協基本問題小委員会の議論の動向が注目されます。




banner2.gif
より多くの方に読んで頂くため宜しければ応援お願いします。

Page Top

時計
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

カズ食堂

Author:カズ食堂

カレンダー
04 ≪│2017/05│≫ 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
訪問者数

   (Since 2009/01/11)

現在の閲覧者数
:
リンク

このブログをリンクに追加する

にほんブログ村ランキング
宮崎県 「てげうめ」 グルメ
Amazon アソシエイト







人気ブログランキング

◎より多くの方に読んで頂くため 宜しければ応援お願いします。

banner2.gif
FC2ブログランキング

◎より多くの方に読んで頂くため 宜しければ応援お願いします。

スポンサー・リンク
FC2アフィリエイト
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。