1. Top » 
  2. スポンサー広告 » 
  3. 健康長寿・新経済成長戦略 (新たな成長市場の創出) (厚生労働省)
  4. 医療行政 » 
  5. 健康長寿・新経済成長戦略 (新たな成長市場の創出) (厚生労働省)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




banner2.gif
より多くの方に読んで頂くため宜しければ応援お願いします。

  • Genre:

健康長寿・新経済成長戦略 (新たな成長市場の創出) (厚生労働省)

 2009年3月3日に開催された経済財政諮問会議において、舛添厚生労働大臣より、「健康長寿・新経済成長戦略 (新たな成長市場の創出)」 が提示されました。

 現状の公的医療・介護サービス市場 (385万人、規模41兆円) を、下記の3つのプロジェクト・2つのサブロジェクトにより、社会保障国民会議で示された 「2025年における市場規模拡大50兆円、雇用創出285万人に及ぶサービス創出」 を目指します。

 即ち、2025年に、「670万人、規模90兆円の公的サービス市場」+「新たな産業・市場と雇用の創出」 (健康産業、地域医療等イノベーション、住宅サービス) を達成し、「成長と雇用の創出」・「国民生活の安心・安全の創造」 が得られる見込みと述べています。

①地域医療強化プロジェクト (仮)

 (1) 地域医療機能の強化・再編
  (a) 地域医療ネットワークの構築、機能分化・連携
  (b) 資源の集中投入 (急性期など)
  (c) 在宅医療・在宅介護の充実、など

 (2) 救急等対策の推進
  (a) 救急医療、周産期・小児医療などの体制整備
  (b) 病院耐震化など災害時の診療機能の確保、など

 (3) 医師不足への対応
  (a) 医師養成数の拡大
  (b) 医師派遣の強化
  (c) チーム医療の推進、医師事務作業補助者の設置促進など勤務医の勤務
   環境改善、など

②介護基盤強化プロジェクト (仮)

 (1) 介護機能強化
  (a) 在宅サービスの充実
   ・24時間対応訪問介護・看護サービス拡充
   ・グループホームやケア付き住宅など居住系サービスの整備・拡充、
    など
  (b) 施設サービスの充実
   ・重度化対応、看取り機能、個室化・ユニット化等の施設機能の強化
    及びサテライト化
   ・在宅復帰支援、など
  (c) 介護サービス基盤整備、医療との連携、など

 (2) 介護人材不足への対応
  (*) 介護報酬改定等を通じた処遇改善、など

③医療・介護人材育成サブプロジェクト (仮)

 (1) 医療人材の確保
  (a) 医師と医療関係者との協働 (チーム医療など)
  (b) 医療機関の雇用管理の促進
  (c) 看護師資格の取得促進、離職中の看護職員の再就職促進、など

 (2) 介護人材の確保
  (a) キャリアアップ、スキルアップに向けた仕組みづくり
  (b) 修学資金貸付、離職者訓練等による就労、能力開発等の支援、など

④新技術イノベーションプロジェクト (仮)

 (1) 創薬・治験イノベーション
  (a) バイオベンチャー企業等による医薬品・医療機器開発のための治験
   の実施支援
  (b) 希少疾病対象等の新薬、新医療機器の研究開発促進
  (c) 審査体制、安全対策の強化、など

 (2) 生活支援機器 (介護ロボットなど) 開発・実用化
  (*) 生活支援ロボット、福祉用具の研究開発・実用化支援、認証・性能
   評価体制の整備

 (3)IT技術の活用
  (a) 社会保障カード (仮称) の検討
  (b) 地域の診療情報連携の推進

 (4) 認知症、難病、がん治療等の研究支援、など

⑤地域再生・活性化サブプロジェクト (仮)

 (1) 高齢者の住まいの安心確保
  (a) 住宅施策や地域施策との連携強化
  (b) バリアフリー化推進、など

 (2) 生活支援サービス市場の創出
  (a) 要介護高齢者を対象とした生活支援サービス
  (b) 元気高齢者を対象とした健康増進サービス、など

◎少子化対策プロジェクト (仮)

 (1) 地域で子育てを支えるサービスの拡充
  (a) 保育サービス等の整備
  (b) 全ての家庭に対する子育て支援の充実

 (2) 保育士等の人材育成

 (3) 子育て支援サービスを一元的に提供する新たな制度体系の構築、など

●上記をパッケージで推進し、安定財源を確保しつつ、医療、介護、子育て支援等の機能強化を図り、国民の健康長寿を支えるサービスを確立。同時に、新たな産業・雇用の創出につなげる。

 上記に関する当ブログ管理人の考察・結論は、下記の通りです。

(1)今回の経済財政諮問会議における 「健康長寿、即ち、医療・介護を中心とした社会保障は、成長産業である」 という話に、唖然としてしまいました。

 20数年前からの厚生労働省の 「医療費亡国論」、財務省の 「財政再建至上主義 (財政再建原理主義)」、および 「小泉竹中構造改革 (経済財政諮問会議も大いに関与)」 が引き起こした 「医療費抑制・医師不足 (特に勤務医不足)」 による 「医師 (特に勤務医) の過重労働と疲弊および立ち去り型サボタージュ (→残された医師の過重労働と疲弊が増悪→悪循環)、医療崩壊 (特に病院崩壊、救急医療崩壊) および医療破壊、医療難民 (特に脳卒中、認知症)、救急難民、妊産婦難民、リハビリ難民、介護難民、等々」 の現状 (惨状) を何と心得ているのでしょうか?

 「医療費はコストである」・「社会福祉はコストである」 と主張していた輩達が、「医療・介護等の社会保障は成長産業である」 と正反対のことを臆面もなく言うのは、(小泉元首相ではないですが)、「怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれてしまいます」。

(2)以前の当ブログ記事 [「医療立国論Ⅱ 厚生労働省解体-医療庁を設置せよ! (大村昭人氏著)」] にて紹介しましたが、上記の医療費亡国論がようやく終焉を迎え、「医療立国論」 の時代がやっと訪れたようです。

 2007年、大村昭人氏 (帝京大学名誉教授・麻酔科) は、「医療立国論 崩壊する医療制度に歯止めをかける!」 を刊行され、「医療費の削減・市場原理主義の導入では医療改革は成功しない」・「医療費亡国論から医療立国論へ」・「医療は、経済活性化の要である。即ち、1兆円医療費を使えば、1兆円以上の経済波及効果がある。医療費は消費されて消えてしまうものでなく、医療に直接または間接的に関係する方々の雇用 (雇用創出効果) などを通して、医療費は国の経済発展の原動力となる」 等を主張され、広い支持を集めました。

 また、同氏は、第2弾 「医療立国論Ⅱ 厚生労働省解体-医療庁を設置せよ!」 を刊行され、「医療政策に関わる省庁の再編統合なくして医療制度改革は実現しない」 という考えのもと、下記のような4省 (厚生労働省、文部科学省、総務省、経済産業省) にまたがる案件に対する 「縦割りの医療行政」 を再編・統合して、「医療庁」 を創設し、「医療再生」 を図る必要があると力説されています。

(a) 医師養成制度において、卒前教育および大学院は文部科学省、卒後は厚生労
 働省が所管する。

(b) 救急医療において、救急搬送は消防庁 (総務省)、救急医療本体は厚生労働省
 が所管する。

(c) 自治体病院については、総務省と厚生労働省とが関与する。

(d) 製薬企業・医療機器産業については厚生労働省と経済産業省とが関与する。

(3)舛添プランでは、上記の①地域医療強化プロジェクト (仮)、②介護基盤強化プロジェクト (仮)、③医療・介護人材育成サブプロジェクト (仮)、④新技術イノベーションプロジェクト (仮)、⑤地域再生・活性化サブプロジェクト (仮) により、現状の公的医療・介護サービス市場 (385万人、規模41兆円) を、2025年には、「670万人、規模90兆円の公的サービス市場」+「新たな産業・市場と雇用の創出」 (健康産業、地域医療等イノベーション、住宅サービス) を達成させ、「成長と雇用の創出」・「国民生活の安心・安全の創造」 が得られる見込みと述べています。

(4)問題は、上記(3)の実効性です。

 先ずは、上記のようなプロジェクト等には多くの府省庁が絡んでくるため、上記(2)の趣旨に則り、厚生労働省、文部科学省、総務省、経済産業省、その他の複数の府省庁にまたがる案件に対する 「縦割りの行政」 を再編・統合して、「医療庁」、「医療・介護庁」、あるいは 「社会保障庁」 を創設し、「医療再生」・「介護再生」・「社会保障再生」 を図る必要があると考えられます。

 また、「医薬品や医療機器を輸出産業に育てる」・「メディカル・ツーリズム (アジア諸国で盛んになっている、「観光」 と 「医療サービス」 をセットにしたパッケージツアー。一流ホテル並みの施設とサービスに加え、高度な医療技術も低価格で提供するもの) の導入」 等、発想の転換・視点の転換も重要と思われます。

(5)最大の問題は財源論で、社会保障国民会議では、消費税増税を念頭に置いています。

 しかしながら、以前の当ブログ記事で何回も述べていますが (下記の関連記事参照)、「消費税増税」 を行う前に、「充分な景気回復、税制の抜本的改革、膨大な税金の無駄使いの抜本的是正 (伏魔殿化した特別会計、官僚の天下り・渡りの根絶、天下り用の無駄な公益法人や補助金の根絶、国会議員の定数削減・歳費の削減、国家公務員人件費の削減、無駄な公共事業の根絶等)、道路特定財源の完全なる一般財源化、年金問題の早期完全解決」 等を達成または実行の約束をしないと、国民の納得を得られません。

(6)以上、厚生労働省の健康長寿・新経済成長戦略 (新たな成長市場の創出) について論じました。

 「医療立国論」、「医療・介護立国論」、あるいは 「社会保障 (医療・介護・年金・雇用・福祉) 立国論」 に基づき、「医療再生・介護再生・社会保障再生」 を図り、雇用創出効果・経済波及効果を高め、かつ強固なセーフティネットを構築し、「国民の安心・安全・納得・満足」 による内需拡大も含めて、経済成長を図るという好循環が実現することを切望します。

【関連記事】
 ◎医療政策サミット2009 (日本医療政策機構)
 ◎地域包括ケアの実現に向けて (講演:厚生労働省・宮島老健局長)
 ◎医療立国論Ⅱ 厚生労働省解体-医療庁を設置せよ! (大村昭人氏著)
 ◎医療・介護の機能強化 (2012年度診療・介護報酬同時改定で体制構築)
 ◎「平成23年度からの消費税増税」 麻生政権の新たな火種
スポンサーサイト




banner2.gif
より多くの方に読んで頂くため宜しければ応援お願いします。

Comment

コメントフォーム
このエントリへコメントを書く
(任意)
(任意)
(任意)
(必須) HTMLタグは使用できません
(任意) ID生成と編集に使用します
(任意) 非公開コメントにする

Page Top

Trackback

Trackback URI
http://rehabilidogenka.blog54.fc2.com/tb.php/74-95e4db33 この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)

Page Top

時計
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

Author:カズ食堂

カレンダー
01 ≪│2017/03│≫ 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
ブログ内検索
訪問者数

   (Since 2009/01/11)

現在の閲覧者数
:
リンク

このブログをリンクに追加する

にほんブログ村ランキング
宮崎県 「てげうめ」 グルメ
Amazon アソシエイト







人気ブログランキング

◎より多くの方に読んで頂くため 宜しければ応援お願いします。

banner2.gif
FC2ブログランキング

◎より多くの方に読んで頂くため 宜しければ応援お願いします。

スポンサー・リンク
FC2アフィリエイト
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。