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新要介護認定 公開の場で検証へ 早ければ7月にも (厚生労働省)

 現在、国民サイドから非難の的になっている 「新しい要介護認定制度」 について、厚生労働省が、異例にも早期の検証を行うことを表明しました。その関連記事を下記に紹介します。

(資料) 新要介護認定 公開の場で検証へ 早ければ7月にも (厚生労働省) (Japan
   Medicine 2009/3/13)


①厚生労働省は、今年4月から施行する新しい要介護認定制度の検証を公開の場で行う方針を固めた。

 厚労省老健局老人保健課の鈴木康裕課長は3月10日、記者団に対し 「利用者の不安につながらないためにも、新制度について開かれた場で検証することが必要」 と述べ、4月以降の認定結果を踏まえ、早ければ7月に検証を始める見通しを示した。

 鈴木課長はまた 「新制度について説明が十分でなかった点がある」 と話し、3月中にも新制度の留意事項を通知する予定とした。

②要介護認定制度の見直しは、(1) 介護の手間に関する最新データを反映、(2) 調査員らによる認定結果のばらつきの是正、(3) 認定方法の効率化、が柱。

 認定調査項目を現行の82項目から74項目に減らしたほか、認定調査員や介護認定審査会委員向けのテキストを作成し、認定調査員の判断基準として示している 「認定調査項目の定義」 を見直した。

●認定調査の項目判定見直し 「軽度化ではない」

③認定調査項目の定義の見直しでは、実際に介助が行われていない場合は 「介助なし」 を選択し、補足情報を特記事項に記載するように変更。

 従来 「全介助」 とされていた寝たきりの人が、「移動や移乗の必要がない」 ことを理由に 「介助なし」 に判定されるケースなどが予想され、利用者側から 「要介護度認定の軽度化につながる」 と懸念する声が上がっている。

④これに対し、鈴木課長は 「介助がない場合は、これまで調査員の想像で項目を選択しており、推量や主観が入っていた。新制度では観察した結果を選択して、見たままの客観的な情報を特記事項に記載することにした」 と述べ、判定のぶれを解消することを目的とした。

 その上で 「審査会で特記事項を踏まえることで、より適切な2次判定につながる。この最終判定が大きな意味を持つ」 と話した。

⑤厚労省が行った新制度の検証事業で、1次判定では現行制度より軽度に判定される割合が高いとの結果が出たことに関しては 「2次判定では認定調査の特記事項を踏まえて軽度判定は少なくなっている」 と説明。

⑥新制度で 「要介護5」 の割合が現行制度より約2割減少している点についても 「モデル事業は本人から同意を得られた場合のみを対象としているが、一部の要介護5の人から調査への同意を得られなかった」 と述べ、重度者の一部が対象外だったことが影響していると分析した。

⑦新制度の見直しについては 「新しい1次判定ソフトも1月に配布しており、今から元に戻したりすると市町村や利用者はさらに混乱する」 とし、すぐに見直す可能性は低いとした。

 その上で、「公開の場できちんと検証を行い、そこで不具合が分かれば迅速な対応をする」 と話した。


 上記に関する当ブログ管理人の考察・結論は、下記の通りです。

(1)2009年4月1日に導入される 「新要介護認定制度」 (資料-②) は、資料-③のような理不尽・不可思議・常識外れな点が多数見られます。詳細は、下記のブログ記事・ニュース記事を参照。

● 「masaの介護福祉情報裏板」 ブログ記事
 ◎新認定調査ルールも軽度誘導へ。(前編)
 ◎新認定調査ルールも軽度誘導へ。(中編)
 ◎新認定調査ルールも軽度誘導へ。(後編)

●CBニュース
 ◎認定調査の留意点-09年度要介護認定の改定概要 (1)
 ◎身体機能・起居動作-09年度要介護認定の改定概要 (2)
 ◎生活機能-09年度要介護認定の改定概要 (3)
 ◎精神・行動障害、社会への適応など-09年度要介護認定の改定概要 (4)
 ◎新たな要介護認定は 「軽度に判定」-全日本民医連
 ◎新たな要介護認定は 「常識外れ」-認知症の人と家族の会

●当ブログ記事
 ◎平成21年4月の要介護認定システム改正に関する政府・厚労省見解

(2)上記の新要介護認定制度に対する多くの批判に対して、資料-④の通り、厚労省の鈴木老人保健課長は 「介助がない場合は、これまで調査員の想像で項目を選択しており、推量や主観が入っていた。新制度では観察した結果を選択して、見たままの客観的な情報を特記事項に記載することにした」 と述べ、判定のぶれを解消することを目的としたと反論しています。

 「見たままの客観的な情報を特記事項に記載」 することは妥当です。
 しかしながら、「観察した結果を選択する際の、選択方式が非常識・理不尽」 [例:寝たきりなど重度の状態で、「移乗」 や 「移動」 の機会が全くない場合、現行では 「全介助」 と判断されているが、新基準では 「自立 (介助なし)」 と判断される。「食事摂取」 が中心静脈栄養のみの場合も、現行の 「全介助」 から 「自立 (介助なし)」 に変更される] であることが大問題です。

(3)資料-⑤に関しては、平成19年度に厚労省が行った 「変更についての検証」 は、86件という極めて少ない症例数で解析しており、全くエビデンスがないと言わざるを得ません。
 また、資料-⑥についても、全くの詭弁と思われます。

(4)上記(1)の様々な批判は、「新要介護認定制度は、要介護度の軽度化をもたらす。この制度を導入した厚生労働省の目的は、要介護度の軽度化による介護給付費の抑制 (介護保険料の引き上げの抑制、市町村負担の抑制) である」 という意見に集約されます。

(5)上述のように、認定調査による1次判定が当てにならない可能性が高い以上、資料-④の 「審査会で特記事項を踏まえることで、より適切な2次判定につながる」 という点が重要であり、「masaの介護福祉情報裏板ブログ」 の記事 (新認定調査・特記事項の書き方) において、次のように述べられています。

●適切な二次判定のためには 「調査員の特記事項または主治医意見書に、介護の手間を一次判定の基準時間に上乗せできる根拠が記載されていること」 が不可欠である。
 主治医意見書の現状を考えると、特に、調査員の特記事項の記載が重要である。

(6)新要介護認定制度により、要介護度が下がると支給限度額が下がるため、利用できる介護サービスが制限されます。また、非該当になると、介護サービス自体が利用できなくなります
 そうなると、利用者の介護や生活に多大な影響を及ぼします。

 したがって、下記の記事のように、新たな判定ソフトの信頼性などについて国民に説明し、納得が得られるまで、一旦、凍結することが求められています。

●CBニュース
 ◎新たな要介護認定制度、一時凍結を-「介護1000万人の輪」 が要望書
 ◎ 「新認定システム」 は実施の凍結を-全日本民医連

(7)一方、資料-⑦の通り、厚労省側は、新制度の見直しについては 「新しい1次判定ソフトも1月に配布しており、今から元に戻したりすると市町村や利用者はさらに混乱する」 とし、すぐに見直す可能性は低いとしています。
 また、資料-①の通り、「4月以降の認定結果を踏まえ、早ければ7月に公開の場できちんと検証を行い、そこで不具合が分かれば迅速な対応をする」 と話しています。

 しかしながら、新要介護認定制度を強行する方がより混乱すると考えられます。
 早ければ7月に公開の場できちんと検証せざるを得ない代物であれば、一旦、凍結して、制度の再検討をした方がベターと思われます。
 
(8)以上、新要介護認定制度の検証問題・凍結問題について論じました。

 要介護認定をめぐっては、以前から判定基準が明確でないことや、認知症の人の判定が低くなりやすいとして、不平・不満が多く、また、病状や障害の状態は変わらないのに、認定更新のたびに判定が軽くなり、必要なサービスを使えなくなる高齢者も少なくありませんでした。

 今回の新要介護認定制度により、上記の問題が改善されると思っていましたが、上述のように、かえって改悪となりそうです。

 厚生労働省には、「要介護度の軽度化→介護給付費の抑制→介護保険料の引き上げの抑制・市町村負担の抑制」 という考えではなく、「高齢者・介護サービス利用者」 の視点を重視した介護報酬改定・要介護認定制度改正を行うという英断を下して頂きたいと思います。(本当は、英断ではなく、本来の責務なのですが・・・)。
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